2025/02/22 15:00




意外と知らない? コーヒーの適切な飲む温度と味の変化〜後編〜


〜中編のつづきから〜


コーヒーの温度と化学的な変化


コーヒーの風味変化は、単なる温度の違いだけでなく、化学的な作用 も関係しています。


1. 酸味成分の変化


コーヒーに含まれる クエン酸・リンゴ酸 などの有機酸は、高温ではシャープな酸味を感じさせますが、冷めるにつれて穏やかになります。一方、酢酸 などの酸化による成分は、低温になると雑味として感じやすくなります。


2. 甘み成分の変化


コーヒーの甘みは、主に焙煎によって生成される メイラード反応 や キャラメル化 による成分です。温度が下がると、苦味や酸味が落ち着き、甘みがより明確になります。


3. 香り成分の揮発


コーヒーの香りは 揮発性化合物 によって構成されており、温度が高いほど強く感じます。しかし、冷めると香りが飛んでしまい、風味がぼやけることもあります。香りと味をバランスよく楽しむためにも、適温(50〜65℃)で飲むのがベストです。


まとめ:コーヒーの「飲み頃」は50〜65℃!


コーヒーの味わいは、温度によって大きく変化します。


温度 味の特徴

70〜85℃ 香りが強いが味がぼやける、苦味が目立つ

50〜65℃ 酸味・甘み・苦味のバランスが良い、最も美味しい

30〜45℃ 甘みが際立ち、酸味が穏やかに

20℃以下 苦味が強くなり、雑味が出やすい


最も美味しく飲める温度は 50〜65℃。淹れたてのコーヒーを少し冷ましてから飲むのがポイントです。


あなたの好きなコーヒー、次に飲むときは「温度」にも意識を向けて、最高の一杯を楽しんでみてください!


暮らしに

小さな幸せを、

カミナリコーヒーでした!


いつも、ありがとうございます。