2025/02/27 17:26



後編:エイジングによる味の変化と適切な熟成期間


こんにちは、カミナリコーヒーです!


前編では、コーヒーの「エイジング(熟成)」とは何かについてお話ししました。

後編では、焙煎後の熟成がコーヒーの味にどのような影響を与えるのか、具体的に見ていきましょう!


エイジングによる味の変化


1. ガスの放出と抽出の安定化


焙煎したばかりのコーヒー豆には炭酸ガスが多く含まれています。

このガスが抜けることで、お湯が均一に浸透しやすくなり、抽出の安定性が向上します。


特にエスプレッソでは、ガスが多すぎるとクレマ(泡)が暴れすぎて味にムラが出ることがありますが、エイジングによりバランスが整います。


2. 酸味と苦味の調和


焙煎直後のコーヒーは、酸味や苦味が強く感じられることがありますが、熟成が進むと角が取れ、まろやかで甘みのある味わいになります。


特に中深煎り〜深煎りの豆は、エイジングによって甘みとコクが際立ちます。


3. 香りの変化と広がり


焙煎したばかりのコーヒーは、スモーキーな香りが強いことがありますが、時間が経つと落ち着きます。

その結果、フルーティーな香りやチョコレートのような甘い香りが際立つことが多くなります。


エイジングの適切な期間は?


〜つづく〜