2025/02/28 13:34



焙煎度合いとカフェイン量の意外な関係!【後編】


〜浅煎り・深煎りでカフェイン量は変わるのか?〜


こんにちは、カミナリコーヒーです!


前編では、焙煎度合いによる**「重量」と「体積」の違い**が、カフェイン量の印象を変えることをお伝えしました。

「重さ」で比べると浅煎りのほうがカフェインが多くなり、「体積」で比べると深煎りのほうが多くなるという、ちょっと意外な関係でしたね。


では、実際にコーヒーを飲むときのカフェイン量はどうなるのでしょうか?

今回は、「抽出方法によるカフェイン量の違い」に注目していきます!


抽出方法でカフェイン量は変わる!


コーヒーのカフェイン量は、焙煎度合いだけでなく、抽出方法によっても大きく変わります


代表的な抽出方法を比べると、以下のような特徴があります。


① ドリップコーヒー(ペーパードリップ・ハンドドリップ)


・抽出時間:約2〜4分

・カフェイン量:1杯あたり80〜120mg


お湯をゆっくり注ぐことで、コーヒー成分がじっくりと抽出されます。

一般的に、浅煎りの豆を使うとカフェイン量がやや多めになる傾向があります。


② エスプレッソ


・抽出時間:約20〜30秒

・カフェイン量:1ショット(30ml)あたり40〜80mg


短時間で圧力をかけて抽出するため、成分の濃度が高くなります。

ただし、1杯の量が少ないため、カフェイン総量はドリップコーヒーより少なめ


③ フレンチプレス


・抽出時間:約4〜5分

・カフェイン量:1杯あたり100〜150mg


コーヒーオイルや微粉がそのままカップに入るため、カフェインも多く抽出される傾向があります。

焙煎度に関係なく、しっかりカフェインを摂りたい人にはおすすめ。


④ 水出しコーヒー(コールドブリュー)


・抽出時間:約8〜24時間

・カフェイン量:1杯あたり100〜160mg


長時間かけてゆっくり抽出するため、カフェイン量が多めになります。

ただし、使用する豆の量によっても変わるため、濃さを調整しやすいのが特徴です。


〜結論:浅煎りと深煎り、どっちがカフェイン多い?つづく


カミナリコーヒー 須藤