2025/03/26 01:50



ご家庭で簡単! 抽出の味を決める湯温の調節方法〜後編〜


〜前編の続きから〜


3. 温度計を使う


家庭用のデジタル温度計を使うと、お湯の温度を正確に測ることができます。特に安定した味を求める方には、温度計を使うことをおすすめします。



4. 水を混ぜて温度調整する


手早く温度を調整したい場合は、常温の水を加える方法もあります。


✅ 例えば

100℃の沸騰したお湯 100ml に、20℃の水 20ml を加えると、計算上約87℃まで冷ますことができます。

簡単な計算式

(100℃ × お湯の量 + 水の温度 × 水の量) ÷ 総量 = 最終温度


この方法は、短時間で温度を調整したいときに便利です。



5. 湯沸かしポットの保温機能を活用する


一部の湯沸かしポットには90℃前後での保温機能が付いているものがあります。これを活用すると、毎回狙った温度帯でお湯を準備しやすくなります。



6. 陶器や金属製のドリップポットを活用する


ドリップポットの材質によって、お湯の冷めるスピードが変わります。


✅ 陶器製ポット

熱を蓄えやすく、ゆるやかに温度が下がるため、じっくりドリップしたい方向け。


✅ 金属製ポット

放熱性が高く、お湯の温度が速く下がるため、狙った温度帯を作りやすい。


これらを活用すると、自然に適温へ調整することができます。



まとめ


バリアラビカ神山ハニーの持つ奥深いコクと甘みを最大限に引き出すためには、適切な湯温での抽出が重要です。ご家庭でも、83〜93℃の範囲内でお湯を準備することで、理想的な味わいに仕上げることができます。


これらの方法を組み合わせて、ご自身に合ったやり方でおいしい深煎りコーヒーを楽しんでください!