2025/03/27 12:35



こんにちは、カミナリコーヒーです。


日々のコーヒー、どう楽しんでいますか?


コーヒーの淹れ方には、時代や文化によってさまざまなスタイルがあります。たとえば、少量のコーヒー豆を細かく挽き、高温の湯で抽出する「伝統的な方法」。これは、昔ながらの喫茶店やエスプレッソ文化に根ざしたスタイルですね。対して、最近注目されているのが、粗挽きにした豆を大量に使い、低めの温度で丁寧に抽出するスタイル。この場合、ただの粗挽きではなく、抽出が3分半以内に完了する程度に粒度を調節して揃えることが重要になります。こうすることで、コーヒーの持つ甘みや風味を最大限に引き出し、バランスの取れた味わいになります。


ここで興味深いのは、この二つの方法の背景にある「立場の違い」です。

コーヒーを日常的に楽しむ「飲み手」と、コーヒーを提供する「売り手」。


飲み手の視点

普段飲むコーヒーは、手軽で安定した味が求められます。伝統的な方法なら、少量の豆でもしっかり濃い味が出せるため、コストパフォーマンスが良い。一方で、特別な一杯を楽しみたい時には、贅沢に豆を使い、抽出時間を3分半以内に収めた適度な粗挽きで、低温でじっくり抽出することで、奥深い風味を味わえます。


売り手の視点

コーヒーを提供する側としては、豆の消費量や淹れ方のバランスを考える必要があります。たとえば、焙煎士としては「豆の持つ個性をどう最大限に引き出すか」が大事。粗挽き+低温抽出のスタイルでは、ただ粗く挽くだけではなく、抽出時間が長くなりすぎないよう、3分半以内で適切に味が出る粒度に調節することがポイント。これにより、コーヒーの繊細な甘みや酸味を表現しやすくなります。


日常のコーヒーと、特別なコーヒー。

どちらが正解というわけではなく、その日の気分やシチュエーションで使い分けるのが楽しいですよね。


カミナリコーヒーでは、お客様が「今日の一杯」を選ぶ楽しみを持てるよう、さまざまな焙煎と抽出スタイルを提案していきます。


今日も良いコーヒーを。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


カミナリコーヒー 須藤